歴史

<歴史>

岡山は『桃太郎伝説』発祥の地。
そして「きびだんご」もこの地で連綿と作り継がれてきました。
その最たる由縁は『吉備津神社社記』に記された、
孝霊天皇の皇子・吉備津彦命(きびつひこのみこと)による
『温羅退治(うらたいじ)』。
当時、鬼と恐れられた百済(くだら)の王子・温羅(うら)は
備中国新山(現在の総社市)に居城「鬼ノ城」を構え、船を襲うなど、
吉備国(岡山)で暴れ回っていました。
人々がその乱暴ぶりを朝廷に訴えたところ、
吉備津彦命が大軍とともに派遣され、見事、鬼を征伐。
その鬼と戦っている最中、老漁夫が命(みこと)に「きびだんご」を献上し、
それを命は大変喜んで食べたとあります。
また岡山が古くから黍の産地であったことも『桃太郎話』発祥の地と称される理由です。
廣榮堂は、安政3年より「きびだんご」を通じて
岡山の風土と『桃太郎話』に深くかかわって参りました。
これから先もおいしい「きびだんご」と『桃太郎話』がともに、
日本中の子供たちに愛されることを願っています。