




岡山県北に豊かな自然を描く蒜山高原。
その郷原という集落に生まれた普段使いの器、郷原漆器。
蒜山に育つ木々を使いヤマグリを生木のまま輪切りにして形成し林から採取した漆で塗り上げるという約600年続いてきた手仕事。
その伝統は昭和20年を境に一旦途絶えますが平成元年から復興が始まり美しい木目が魅力の漆器として甦りました。
飾らない風合いゆえさりげなく。それでいてこのどっしりとした存在感。
蒜山高原の生命力を器に込め生活に彩りと潤いを運びます。



木々の生命力を
丈夫で美しい郷原漆器を作るのは、
風土が育てたふたつのマテリアル。ひとつは木地となる「ヤマグリ」で、蒜山の寒さが育てた木質が木目の美しさの要に。
ふたつめは蒜山の林から採取した「漆」。透け・伸び・艶が素晴らしい上質な漆です。

伝承の木地挽き
郷原漆器の木地作りは独特です。
蒜山に自生するヤマグリを「生木」のまま輪切りにし、年輪の芯を中心に一気に木地挽き。職人技ともいえるこの技法は、昔も今も変わらぬ郷原漆器一番の特徴で、乾燥は形成の後に行います。
下地作りには長年堆積してできた蒜山産の珪藻土なども用い、割れにくい丈夫な質感を生み出しています。
@山栗の木 A玉切 BC木取 DE轆轤(ろくろ)



木目を魅せる漆塗り
漆を塗って固めて磨く工程を経て、仕上げ塗りは塗りっぱなしにするため、ホコリなどがつかないよう塗り上げる熟練の技が必要とされます。
木目を活かす繊細な塗りで、使うほどに艶やかになるのも魅力。
受注生産につき、時期によりお届けまでに半年から1年ほどいただく場合もございます。
詳細はお電話にてお問い合わせくださいますようお願いいたします。
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天満屋ネットショップ
TEL:0120-002-327 受付時間:午前10時〜午後5時
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郷原漆器生産振興会
〒717-0602岡山県真庭市蒜山上福田425